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オメガ3脂肪酸の脳への効果とは?記憶力や頭が良くなるって本当?

イヌイット(エキスモー)の人たちがデンマーク人と比べて脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化などの血栓症にかかるケースが少ないと注目を集めました。これは、魚やアザラシをよく食べ、高度の不飽和脂肪酸に薬効が認められたためです。

また、イギリスの研究者らは、DHAに知能の働きを促進する作用があると発表したことでオメガ3には”頭がよくなる”効果があると脚光をあびています。実際、オメガ3は誰が摂っても脳に効果があるのでしょうか?記憶力や頭が良くなるって本当?なのでしょうか?

オメガ3をラットに与えると

イギリスの研究者がラットを使った実験でDHAを与えたラットと与えなかったラットを迷路に入れた場合、与えたラットのほうが容易に迷路から脱出できたという結果が出たといわれています。

オメガ脂肪酸は、脳機能の発達や維持に重要な役割を果たしているということが研究でわかってきました。また、高齢者には脳の老化予防に役立つ健康成分として、オメガ脂肪酸への期待はますます高まっているのです。

では、脳はどんなメカニズムで機能しているのでしょう?

記憶力が良くなるメカニズム

私たちは脳の中に、数多くのニューロン(神経細胞)を持っています。神経細胞のネットワークであるニューロンがものを考えたり、覚えたり電気信号を発して情報をやりとりします。脳に入った情報は、神経細胞の先端のシナプスを経由して伝えられます。その情報伝達力が強く早いほど、脳の働きは活発で、記憶もしっかり定着していきます。この伝達力を支えているのは、神経細胞の細胞膜の柔らかさなのですが、年齢が高くなるとこの細胞膜が固くなります。オメガ3脂肪酸はこの細胞膜をしなやかにして情報伝達をスムーズにするといわれています。

オメガ脂肪酸のARA(アラキドン酸)とDHAは脳の中の学習・記憶能力を司る海馬に多く含まれています。海馬は記憶の貯蔵装置といもいわれています。ARA(アラキドン酸)とDHAは海馬の機能を支える成分として期待されています。EPAも血液の流れを円滑にするものとして脳にとっては大切な成分です。このように脳の働きをより良いものに保つためにはオメガ3脂肪酸がとても重要だということが研究により解明されてきています。

たくさん摂るとより頭がよくなるの?

オメガ3の場合、過剰摂取による副作用は報告されていません。というのは、サプリメントで一気に何十粒も摂取することがない限り、摂りすぎてしまう成分ではないからです。逆にオメガ6(べにばな油、コーン油、ごま油)の摂取割合が多いと前立腺がんなどの病気を引き起こすといわれています。オメガ3とオメガ6の割合は1:4~1:1が良いとされていますのでオメガ6を摂りすぎたときはオメガ3を積極的に摂る必要があります。

たくさんオメガ3を摂るとそのぶん頭がよくなるのか?という点においては1日の必要摂取量以上を過剰に摂りすぎても頭がより良くなったという報告はありません。カロリーオーバーになる可能性がありますので毎日決まった量を摂取するのがいいでしょう。

まとめ

オメガ3系脂肪酸が記憶力に対して効果を発揮してくれるのは血液の流れを改善してくれるのが大きな要因ですね。

脳の中は6割が油でできているといわれています。この油がだんだん減っていくことで記憶力や血栓などの病気になるのです。オメガ3は、血液の流れをスムーズにし、年齢とともに衰えてくる記憶力もよみがえらせてくれるのです。オメガ3が頭に良いとうのはこういう点からなのですね。

食事からはなかなか摂取しにくいオメガ3はサプリメントで上手に補うのが一番良いようですね。また、オメガ6もからだに良い油だといわれていますが、こちらは摂りすぎてしまうと生活習慣病になってしまう怖れがあります。オメガ3とのバランスをみていくことが大切ですね。

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