年齢とともに気になるのが白髪です。髪の毛をとかしてて、ふと1本白いものを発見してしまったときのショックは気分が1日中ブルーになってしまうほどですよね。
白髪があるのとないのとでは、顔の印象もぐーんと違ってきます。年齢を重ねることは仕方がなくても、できれば白髪も減らしていつまでも若々しくありたいものです。そんな人に朗報のサプリメントがビオチンなのです。
ビオチンってどんなサプリ?
日本では、単体のサプリメントとしてあまり馴染みがないためにご存知ない方も多くいっらしゃいます。
ビオチン(ビタミンB群)は、肉類をはじめ、野菜、乳製品、魚類、豆類、卵黄など多くの食品に含まれています。普通の食事をしていれば、不足する栄養素ではありません。ビオチンとは、別名ビタミンB7、ビタミンH、補酵素R(コエンザイムR)と呼ばれています。水溶性ビタミンであり、補酵素です。
生卵を1日に5~6個以上食べると、脱毛や皮膚炎、倦怠感が起こってきます。これは、生の卵白には"アビジン"という物質があり、腸内でビオチンと結合してしまいます。これが水に溶けないため、腸管から吸収されずに排泄されてしまうのです。
ビオチンは「皮膚のビタミン」と呼ばれ育毛効果が期待できます。コラーゲンの生成促進、タンパク質、脂質、糖質の代謝サポート、新陳代謝のアップなど様々な働きを示します。また皮膚細胞のターンオーバーサイクルを早めてくれるうれしい報告もあります。
ビオチンが白髪にいいって本当なの?
ビオチンはアミノ酸の代謝に関わる酵素の補酵素として働きます。アミノ酸はたんぱく質の材料であるため、ビオチンが不足してアミノ酸代謝が滞ると、毛髪などにも影響がでて、脱毛や白髪といった症状がでてきます。
ビオチンは核酸(DNAやRNAのこと)に補酵素として働きかけることで、 たんぱく質を作る手助けをします。皮膚や爪や髪の毛の規則的な細胞分裂に欠かせない栄養素なのです。このことから、ビオチンが白髪になるのを防ぐ効果があるのです。
このほかにビオチンの摂取による効果は下記のとおりです。
・湿疹、皮膚炎の症状を緩和する
・筋肉痛を和らげる
・白髪になるのを防ぐ
・はげの予防・治療をたすける
ビオチン摂取の注意点
ビオチンをサプリメントで摂取するときの注意点はどういったことがあるのでしょうか?
より効果的に肌や髪によいとされるビオチンをサプリで摂取したものですね。
ビオチンは水溶性のため、すぐに体外へ排出される性質があります。この性質から一度に摂取せず、少しずつ体内へ服用するのが望ましいのです。
次に生活習慣の改善が期待できます。ところが、ビオチンはタバコやアルコールによって効果が半減してしまいます。
タバコを吸う場合、体内にニコチンを大量に吸入することになります。このニコチンを分解する時に、大量のビオチンが必要になるのです。
タバコを吸っていると、吸収量が減ってしまうので、肌や髪への効果を実感しにくくなってしまいます。このことからも禁煙を心がけたいですね。
髪や肌の健康に重要なビオチンですが、水溶性なので体外へすぐに排出されてしまいます。そのため一度にたくさんの量を摂取してもすぐに尿と一緒に排出されてしまうので意味がありません。ビオチンとの飲み合わせで相性がよい成分といえばビタミンCがあります。ビタミンCと一緒に摂取することでビオチンの効果は高まり、頭皮環境や毛質改善が期待できます。またビタミンC自体も抗酸化作用があり、美肌のビタミンと呼ばれていますね。ビタミンCと一緒の摂取することで、相乗効果が期待でき、アンチエイジング対策につながります。
まとめ
日本のサプリメントでビオチンを摂取したいと思った場合は、マルチビタミンを摂られることをおすすめします。マルチビタミンの中にビオチンは配合されています。他のビタミンB群と同時に飲み合わせることで、相乗的な効果が期待できます。ビオチンやビタミンC、ビタミンB6など美肌に効果がある栄養素を配合したマルチビタミン系サプリはおすすめです。