現代の日常生活では、人間関係の複雑化などコミュニケーションによるストレスやイライラが続くことが増えています。そんな日が続くと心ばかりかからだの健康も損なってしまいますね。そのことが原因で脱力感を感じたり、だるさ、集中力が欠如してしまったりと支障をきたします。
また、女性の場合肌荒れなどにテキメンに出てしまうこともあります。なかなかその根本的な原因をつきとめることができない精神的な問題も多いものです。セントジョーンズワートは、そんな精神的なつかれを癒してくれるハーブとして知られてきました。なかなか知られていないハーブですが、どんなときに活用したらいいのか?セントジョーンズワートの効果と副作用についてまとめてみました。
セントジョーンズワートハーブティーはどんな効果があるの?
セントジューンズワートは、西洋オトギリソウと呼ばれています。欧米などでは「サンシャイン・サプリメント」とも呼ばれ、古くからすぐれた鎮静作用をもつことで知られています。なかなか日本人には馴染みが薄かったハーブですが、最近ではうつ病や不眠への効果で注目されるようになってきています。
脳内のセロトニン濃度を高め、抗うつ作用を発揮します。心労が重なったとき、不安で精神的に落ち着かないときにハーブティーとして飲まれると気分が和らぎます。セントジョーンズワートには、セロトニンの分泌量を増やすヒペリシンと、セロトニンが減るのを抑えるヒペルフォリンが含まれています。そのため、うつなどの症状を抑える力があると考えられています。
PMS(月経前症候群)や更年期のうつ症状にも効果があります。また、あまり知られていない効果としては子どものおねしょを改善するといわれています。
どんなタイミングで飲んだらいいの?飲み方と注意点
セントジューンズワートをハーブティーとして飲まれるときは、シングル(単独)または、パッションフラワーやペパーミントを1:1:1/2の割合でブレンドするのもおすすめです。イライラするときや眠れないときに飲まれるのがいいでしょう。
サプリメントを摂取するときは摂取量を朝、昼、夜の3回に分けて、1日の摂取量が合計になるように摂取するのが1番いいと言われています。また、ほかの薬と併用するときには医師と相談のうえ、摂取するのがいいでしょう。イライラが治まらないときに摂取量を増やすよりもいったん様子をみるのがいいかもしれません。イライラの理由をまず探ってみることが大切かもしれません。
飲みすぎても眠気や副作用はないの?
セントジョーンズワートの副作用はないといわれています。飲みすぎによる胃腸の不調、めまい、口の渇きなどを感じることがあるかもしれません。そんなときは、服用をやめてみましょう。不眠による効果は期待できますが、効果を感じられない人もなかにはいます。
そんなときはゆっくり試してみましょう。
副作用は報告されていませんが、妊娠中や授乳中の女性は避けるべきです。妊婦が摂取すると、子宮の筋肉の緊張が強まり、流産してしまう可能性が高まります。 授乳中の女性の場合は、母乳を通して赤ちゃんに危険が及んでしまいます。
まとめ
セントジョーンズワートは、気分がイライラするときなど神経を落ち着かせてくれるサプリメントです。
女性は、疲れがたまっていることにも気づかずに無理をしてしまうことが多くありますね。心労の原因がなにかをよく探ってみて、セントジョーンズワートのハーブティーやサプリメントでうまく乗り切るのも1つの方法です。女性特有のホルモンバランスの崩れからくるイライラもセントジューンズワートは効果的です。無理をせず、サプリメントを活用してみましょう。