イソフラボンと聞くと”豆腐”を思い浮かべる人も多いでしょう。
大豆イソフラボンは、その名のとおり豆腐や豆乳などの大豆製品に多く含まれています。昔から、豆腐や納豆などを多く摂ると健康に良いということはなんとなく知っていましたよね?イソフラボンって本当はどんな風にいいのか?についてまとめてみました。
大豆イソフラボンとは
大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることで注目されています。大豆胚芽に特に多く含まれるフラボノイドの一種です。また、骨粗鬆症や更年期障害、乳がん等の女性疾患に対する有効素材です。
欧米では、日本人の長寿、骨粗鬆症や更年期障害、乳がん等の発生率の低さを大豆イソフラボンだとして多くの研究がおこなわれています。
大豆イソフラボンは、大豆のほかに葛の根やクローバーなどにも含まれてます。
大豆イソフラボンの働きには、エストロゲン様作用を有し、エストロゲン様作用以外にも抗菌作用、酸化防止作用、鎮痙作用などがあります。
抗酸化力とは、体はストレスを感じたりすると、活性酸素を作り出します。この活性酸素が多すぎると、体に害を及ぼしてしまいます。酸化はわかりやすくいうとサビてしまうということなのです。その酸化作用を抑えるのが抗酸化作用になります。多く発生すると、生活習慣病の予備軍であると言えます。それを救ってくれるのが、ポリフェノール、イソフラボンの有効成分です。
どんな症状に効果があるの?
イソフラボンはエストロゲンと似た働きがあることから、次のような効果が得られるとされています。
・ホルモンバランスを整える
・月経周期を調整する
・乳がんのリスクを低下させる
・コレステロール値を改善する(脂質代謝を改善する)
・骨粗しょう症を予防する
ホルモンバランスを整えてくれることによって、月経にまつわるトラブルの改善があります。不妊治療をされている方にも嬉しい効果ですね。また、バストアップをのぞむ女性にも朗報ですし、更年期をむかえた女性のバストのハリもよくなります。
豆腐=色白の肌を連想するように美白効果も期待できるのです。保湿性の向上など豆腐を思い浮かべたときの印象のままの肌を手に入れることも可能でしょう。
また、イソフラボンは、強力な抗酸化作用効果を発揮します。抗酸化作用によって、生活の乱れや疲れ感じにくい生活にチェンジしてくれます。
生活習慣の乱れは、ストレスや活性酸素を発生させるばかりかさまざまな病気を引き起こす原因となりますね。その部分を取り除けることによって、若々しい肌がいつまでも維持できます。しみやシワを抑えるターンオーバーの作用も加速されるのです。
効果が出る期間について
イソフラボンは、1日どのくらいを目安に摂ればいいのでしょう?あるニュースで1日30mgが好ましいと報道されたことがありました。これは、納豆では1パックです。
毎日納豆や豆腐を長年食べて来られた人は、肌がとってもきれいだったりします。また、更年期の症状もほかの女性に比べたら、少なかったりするようです。ただ、これは個人差があります。
イソフラボンのサプリメントを飲みはじめてどのくらいの期間で効果を実感できるのかというのも人によって1ヶ月もしたら、月経周期に改善がみられたという結果もあります。月経周期などは、わかりやすい目安となりますが、肌の状態や抗酸化作用などは実感としてはわかりづらいかもしれません。
でも、継続して大豆食品や大豆イソフラボンを摂っていくことで効果は実感できます。なにより、単発的に多く摂取するのではなく、適量を毎日継続して摂っていくことをおすすめします。
まとめ
現代の日本人は、昔にくらべて大豆製品を摂取しなくなったといわれています。
ところが、欧米人の研究者は、日本人の大豆とのかかわりにおいて、がんなどの病気が欧米の数字と違うところです。特に乳がん発生率とのかかわりが深いところからもイソフラボンに注目をしています。
また、大豆からの発酵食品なども現代は、見直されてきていますね。イソフラボンの良さも理論的にわかると何故むかしの日本人が健康だったのか?長寿国になった理由も解明できますよね。昔ほど豆腐や納豆などの発酵食品を摂らなくなったことで病気の発生率も高まってきています。これからは、もっと大豆イソフラボンのサプリメントも意識して上手に摂っていくと健康も美も手にいれることができますね。