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コエンザイムQ10は不妊治療に効果あり?摂取量の目安は?

結婚年齢が高まってさまざまな問題を抱える現代社会ですが、女性にとって出産年齢の変化は深刻な悩みです。年齢とともに卵子や卵巣機能の低下し、妊娠しにくい体になってしまうのです。また、この現象は高齢出産の場合のみではなく最近は若い女性にも多くみられます。
そこでコエンザイムQ10が不妊によいといわれているのです。

不妊になる理由

そもそも不妊の原因は何でしょうか?なかなか妊娠しないのは、どこかに問題があるのかもしれません。過度のダイエットやストレス、生活習慣の乱れも大きな原因といわれています。

医学的に女性の不妊症の原因には、排卵因子(排卵障害)、卵管因子(閉塞、狭窄、癒着)、子宮因子(子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、先天奇形)、頸管因子(子宮頸管炎、子宮頸管からの粘液分泌異常など)、免疫因子(抗精子抗体など)などがあります。

妊娠するには排卵していることが大前提となります。ところが、自然に起こると思われる排卵がないという人が増えています。これを「排卵障害」といいます。この「排卵障害」には、いくつかの原因があります。卵巣の機能が低下すると、無月経や無排卵月経というような症状が起こり、自力で排卵しない、月経が起こらないということがしばしば見らるのです。通常は更年期に起こることですが、若い女性の卵巣機能低下症が増えているのです。

また、不妊の原因になってしまうのが「卵子の老化」です。年齢を重ねるごとに活性酸素が増えていきます。その酸化ストレスによって卵母細胞(卵子の基になる細胞)の遺伝子が傷つけられてしまうのです。

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不妊治療に効果があるの?

この卵子の老化を防ぐためには、抗酸化作用のある栄養素を摂ることが重要です。コエンザイムQ10には、高い抗酸力があります。そのため、卵子の老化を防いでくれる効果が期待できます。

コエンザイムQ10には、卵子の老化を防ぎ、卵子の成熟を促進してくれる働きもあります。卵子は卵母細胞を卵巣で成熟させることで出来上がるのです。この卵巣の機能に深く関わっているのがミトコンドリアという細胞小器官です。

コエンザイムQ10は、ミトコンドリアがエネルギーを作るのを助ける栄養素なので、積極的に摂り入れることで卵子の成熟を促してくれるのです。

摂取量の目安について

コエンザイムQ10の1日の摂取目安量は30~300mgとされています。

摂取する人の年齢や健康状態、ストレスの状態、胃腸の状態などによって、必要な量が異なるというのも理由の一つです。健康維持の目的であれば、30mgで十分な量です。スポーツをしている人や高齢の方は少し多めの摂取が推奨され、60~100mg程度だとされます。体調不良や過度な疲労時などに200~300mg摂取するという研究者もいます。自分の年齢、健康状態を踏まえ、適切な量を見極める必要がありそうです。

なお、コエンザイムQ10は必要な量を食事から摂取しようと考えるのは難しい成分です。なぜなら、私たちが食事から摂取しているコエンザイムQ10の量は、1日で5~10mgと言われているからです。1日100mg必要だと考えると、食事からでは不可能な量になってしまいます。

コエンザイムQ10は脂溶性のため、何らかの油分を食べる食後が最も吸収されやすいと考えられます。摂取後、5、6時間をピークにコエンザイムQ10の血中濃度が下がるため、1日に1回まとめて摂取するのではなく、2、3回に分けてこまめに補給するのがより効果的です。例えば60mgの摂取を考えている人であれば、毎食後に20mgずつ摂取すればよいでしょう。

まとめ

不妊かな?と思ったら、まず生活習慣の見直しをしてみましょう。妊娠しやすい体つくりができているのかをチェックすることが先決かもしれません。その上で、排卵障害などが起こっているようであれば、上記の方法でコエンザイムQ10を数ヶ月摂取してみると
何らかの改善がみられるかもしれませんね。

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