飽食の時代なのに、栄養は不足しているといわれています。スーパーやコンビにで簡単に加工食品が手に入る現代は、いろいろな病気ととなり合わせです。そんな生活習慣病の改善にもサプリメントに対する意識が高まっています。そこで、はじめてサプリメントを利用する場合の疑問についてまとめてみました。
目次
サプリメントをはじめて利用するときには
近年の食生活は、ファーストフードや加工食品でいっぱいです。このような食生活の中では、とくにビタミン・ミネラルが欠乏しています。なんとなく、朝起きるのが億劫になっていたり、疲れやすい、いらいらするということが多くなっているかもしれません。こんな場合は、まずビタミン・ミネラルからはじめてみることをおすすめします。
海外のサプリメントってどうなの?
インターネットの普及で海外のサプリメントもよく目にするようになりました。そこで気になるのが・・・
- Q日本のサプリメントと海外のサプリメントの違いって?
- Aいちばんの違いは、成分の含有量です。日本のサプリメントは国民栄養所要量をもとに作られているので成分含有量は少なめです。
いっぽう海外の製品は、含有量が多く、価格も安いことが特徴です。日本と海外では、栄養摂取量や食生活の違いなどもあるので海外の製品を選ぶ場合は、栄養にかんする知識が必要になるでしょう。
タイムリリースやキレート製法など特有の製造法もあります。
海外の製品を利用する場合は、しっかりとした輸入元なのか?栄養成分の記載項目などをしっかり確認することが大切です。
タイムリリースやキレート製法ってどういうもの?
タイムリリース
水溶性のビタミンB群やCなどは、まとめて摂取しても摂りすぎてしまったものは尿として排出されてしまいます。これらのビタミンは、摂取後2~3時間が有効です。よって、こまめに補給する必要があります。ここで登場したのが、タイムリリースなのです。からだの中に入ってからゆっくり時間をかけて溶け出してしっかり吸収ができるように加工されたものです。
キレート
カルシウムや鉄、亜鉛などのミネラルは、ビタミンとはちがって熱などで破壊されることはありません。でも、ビタミンに比べると吸収が悪く、普通に摂取しても10%程度しか吸収されないといわれています。そこで、吸収力をあげるために、ミネラルをアミノ酸(アスパラギン酸)や有機酸(グルコン酸)で包むといった方法がとられていて、それを”キレートする”といいます。
キレート加工をしているものとしていないものに比べて吸収力が何倍もアップするということです。
形状によって効き目は違うの?
サプリメントの形状はさまざまです。錠剤(タブレット)、液体、カプセル、顆粒、粉末とあります。
どれを選ぶかは、好みの問題となってきます。
吸収のよさから考えると液体、粉末、顆粒、カプセル、錠剤の順です。吸収がよいからといって、よく効くというわけではありません。また、粉末などが苦手な人はカプセルや持ち運びに便利なチュアブルタイプがおすすめです。
また、価格を比べた場合は、ドリンク類より錠剤のほうが経済的です。価格設定が高いものは、天然成分などの原料費がかさむなどそれなりの理由があります。
信頼できるメーカーで、成分の含有量がしっかり表示されているものを選びましょう。