慢性的なストレスはいろんな症状が併発されてしまいます。いったい、何を摂取すれば良くなるのかさえも分からなくなってきてだんだん症状が悪くなってしまうこともあります。
ストレスから疲れやすくなってしまい、睡眠がしっかり取れなくなることもあります。そこで、疲労を回復するためのサプリメントについてまとめてみました。
精神的ストレス疲れを解消
精神的ストレスは疲労の大きな原因となります。心のケアは栄養、運動、睡眠と疲労回復にとって非常に重要になっています。ところが、なかなか対処法がみつからないため多くの場合は、疲労がたまってしまっています。
うつ病や統合失調症などの病気を発症してしまうことも現代社会では珍しくなくなっています。
精神的ストレスに効果があるのは、まずセロトニンを増やすことです。セロトニンは脳内の「ほう線核」と言で作り出されます。ほう線核でセロトニンを作り出すために必要な材料の一つが「トリプトファン」と言う物質です。トリプトファン は、体内では生成することができないので、食事により体内に取り込む必要があります。トリプトファンは食品のたんぱく質に含まれる物質で、牛乳やチーズなどの乳製品、納豆などの豆類や白米などの穀類、肉類などの食卓でもお馴染みの食品にも含まれています。トリプトファンを配合しているサプリメントを活用することもおすすめです。
また、脳内でセロトニンを増やすには、その材料となるトリプトファンの代謝物を脳内へと運ぶ必要があります。より多くの材料を運ぶためには、腸内環境を整える必要があります。腸内では無数の腸内細菌が腸内フローラを形成しており、腸内細菌と腸内細菌が作り出す酵素類がトリプトファンの分解に深く関わっているのです。
腸内環境を整えると腸内細菌の活動も活性化するため、セロトニンの材料が沢山脳へ運ばれやすくなります。 このためには乳酸菌をしっかり摂りいれることが大切になってきます。
寝ても疲れが取れないとき
寝ても疲れが取れないといった慢性的なストレスには原因がさまざまです。一例として、肉体疲労、脳疲労にはビタミンB群 を積極的に摂取することが必要となります。
ビタミンB群は疲労回復にもっとも優れた効果を発揮してくれる栄養素です。特にビタミンB1 は、食事で摂取した炭水化物をエネルギーに変化させる効果があるため、活発的に活動するための必須ビタミンと言えます。
ビタミンB群は水溶性のビタミンで加熱に弱く、水に溶けやすいため、なかなか効率良く摂取できないビタミンです。サプリメントによる摂取がもっとも効果的です。
肉体疲労の原因は、疲労物質の乳酸が体に蓄積することで起こります。乳酸は運動をすると発生する物質です。からだに溜まると、倦怠感を感じ、全身の血液の流れが悪くなります。クエン酸 は、乳酸をエネルギーへ素早く変化させる効果があるので、即効性の高い疲労回復効果が期待できます。
疲労回復するサプリ
成長ホルモンが不足すると、人は疲労を感じやすくなります。成長ホルモンの最も大きな作用の一つにやる気や積極性の増加が挙げられます。成長ホルモンの分泌を促すと言われる栄養素に、 アルギニン とオルニチン があります。
アルギニンは成長ホルモンの阻害因子となるソマトスタチンの放出を抑制する効果があります。成長ホルモン合成の元となる一酸化窒素は体内において、アルギニンから合成されるからです。そのため、一酸化窒素は血管内を掃除し、血管の老化防止には欠かせない栄養素と言われています。アルギニンは成長ホルモンの分泌や疲労回復にも大きくかかわっています。
チロシン はストレス解消、やる気の増加に役立つサプリメントです。チロシンはカテコールアミン(ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの3種類)の前駆体として働きストレス解消、 精神疲労回復に役立ちます。チロシンは神経伝達物質を回復し、慢性疲労症候群 を軽減することが数々の研究によりあきらかになっています。
このほかにイノシトール を含むビタミンB群はストレス解消や精神疲労だけでなく、多くの疲労回復に効果があります。
まとめ
ひとことでストレスと言っても眠れなくなったり、体力的に疲れてしまったりといろいろです。まずは、どの部分に支障をきたしてるのかを理解し、その部位が回復する方法を探してみてはいかがでしょうか?
とくに、睡眠障害が出てしまうと疲労が取れずにストレスがひどくなってしまうものです。食事だけではなかなか改善できない疲労回復にはサプリメントの活用が大切です。