女性は、ストレスを感じるとなぜか肌にダイレクトにダメージを感じるものです。これは、からだの弱い部分に反応が出やすいということが原因のようです。
逆に、肌荒れを感じるとストレスを抱えていることのバロメーターにしている場合もありますね。だからといって、肌荒れは放っておくわけにもいかず、なかなかすぐに改善ができないのでずっと暗い気分になってしまいます。できれば、肌荒れの前にストレスをキャッチしたいものです。
ストレスで肌荒れがひどくなったときに効果のあるサプリメントについてまとめてみました。
B2不足かも?
ストレスで肌荒れを感じた場合には、ビタミンB2 の不足がまず考えられます。ビタミンB2は、アルコールやストレスによってたくさん消費されます。よくお酒を飲む人やストレスの多い生活をしている人は、平均値よりも多く消費されています。ビタミンB2が不足してしまっていることが原因かもしれません。B2は、脂肪の代謝を促す働きがあります。足りなくなると脂肪の分解に支障が出てきます。
ストレスから肌荒れを起こすことで保湿や乾燥が気になってきます。肌に潤いを与えるのは、ビタミンA です。血行をよくし、酸化を防ぐためにはビタミンE 。このように皮膚トラブルを起こしてしまうと新陳代謝が遅れがちになるため、B6 。ビタミンC は、しみやそばかすの原因になるメラニン色素の生成を防ぎます。これらもあわせて活用してみてください。
ホルモンバランスの崩れが原因
大人にきびの原因は、ホルモンバランスの乱れが原因であるともいわれています。女性ホルモンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があり、月経周期にあわせて増えたり減ったりを繰り返します。
エストロゲンは肌の潤い、ハリ、しわ、たるみを防ぎます。いっぽう、プロゲステロンは皮脂の分泌を促すため、この時期に肌の調子が悪くなりがちです。月経の10~12日前は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えます。このホルモンは、妊娠を促し、妊娠後に備えて、栄養や水分を備蓄する役割を持っています。過剰に分泌された皮脂が毛穴をふさぎ、ニキビなどができてしまう、これが月経前に肌荒れが起きる原因です。さらには、メラニン色素の生成も活発となり、肌のくすみが起きることもあります。
この時期は、油っこい食べものは控えるなど食生活での工夫も必要ですが、ビタミンA、ビタミンC、イソフラボン などのサプリメントでの効果も期待できそうです。
腸内環境が悪化してるかも
ストレスを感じると腸内環境は悪化するといわれています。その理由は、ストレスが自律神経に影響して便秘になってしまい、その結果、腸内環境が悪化してしまうというものです。腸の働きは、ストレスと密接な関係があり、腸の働きが鈍ることでストレスを感じやすいからだになるのです。また、腸内環境がこうして悪化することで肌荒れも引きこします。
乳酸菌 は、そのような腸のはたらきを活発にしてくれる成分で乳酸菌のストレス解消効果が注目をあびています。
女性にとって問題なのは、有害物質が皮膚表面まで達してしまうことで引き起こす肌荒れです。吹き出物が出たり、常在菌が活性化して肌トラブルが起きたりすることが考えられます。このように、善玉菌が減って悪玉菌が増えた状態、つまり腸内環境が悪化した状態では、通常の排泄による老廃物や毒素の排出がうまくできずに、皮膚に影響が出てしまうことがあるのです。
そこで、乳酸菌やビフィズス菌が善玉菌を増やすことで、それらが産生する乳酸や酢酸などによって悪玉菌の増殖が抑えられます。悪玉菌が発生させるアンモニアなどの有害物質が減るからです。このように腸内環境を整えることで肌トラブルも減少するのです。
生活習慣から感じるストレス
バランスの悪い食生活や、ストレス 、無理なダイエットなどから肌荒れに悩む女性が増えてきています。肌荒れを改善するためには食生活の改善があげられます。 5大栄養素である炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルはバランスよく摂れているかどうかが大切です。
残念ながら、食事だけでは必要な栄養素を補うことは難しいと考えられます。そこでマルチビタミン、ミネラル、EPA などを摂取しましょう。肌荒れを感じるときは、まずマルチビタミンの摂取が大切になってきます。
ビタミンの中でもビタミンB2とB6は 美容に欠かせない成分です。EPAの基本的な役割は血流を良くするので肌のターンオーバーを 正常にしてくれます。EPAはセラミドの主原料なので肌の潤い効果も期待できます。
まとめ
ストレスは、肌荒れの大敵であることは誰しもわかっていることです。ですが、なかなかストレスを減らすことができない現代社会ではストレスを感じたときの対処方法を知っておくことが大切かもしれませんね。
女性は、肌荒れに男性以上に敏感です。ちょっとした吹き出物ができるだけで外出がおっくうになってしまうものです。そんなときの対応のためのサプリメントをしっかり把握しておくことをおすすめします。