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カプサイシンダイエットの効果と脂肪が燃焼するメカニズムとは?

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ダイエットといえば、脂肪を燃焼する方法を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
たまってしまった脂肪分をどうにか燃焼したいと思うものです。

そこで、トウガラシは大量に汗をかくので痩せるのでは?と期待がでます。トウガラシの辛み成分であるカプサイシンがダイエットに効果があるということで人気のサプリメントになっているようです。本当にカプサイシンでダイエットはできるのでしょうか?

脂肪が燃焼するメカニズム

肥満の原因である脂肪はどうやって蓄積されるのでしょうか?

 
私たちは食べものを食べることで体内に糖質や脂質、たんぱく質を入れることになります。脂肪は、それらを分解してできたブドウ糖と脂肪酸を材料にして脂肪細胞でつくられていきます。この脂肪細胞は合成だけでなく、分解も絶えず行われています。合成が分解を上回ってしまうと当然のことながら、余った脂肪は蓄積が肥満へと変わっていくのです。逆に分解が合成より増えると脂肪は減っていくというメカニズムです。

つまり、たまった脂肪を分解・燃焼し、エネルギーとして体外に放出することが肥満の解消につながります。

では、脂肪はどのようにして燃焼するのでしょうか?

活動をするとき、エネルギーが指令を出します。脳が脂肪を分解し生成するように指令を出すと、ノルアドレナリンやアドレナリンなどの脂肪動員ホルモンが分泌されます。このとき、脂肪を分解する酵素をリパーゼといい、これが活性化します。脂肪が分解され、グリセロールと遊離脂肪酸となって血液中に放出されます。全身の筋肉で脂肪酸がエネルギーとして燃焼されるのです。これが、脂肪を燃焼するメカニズムですが、燃焼されなければ再び脂肪へと戻ってしまうのです。

このとき、再び脂肪へと戻らないためには運動や脂肪を燃焼してくれる物質が必要となるのです。

カプサイシンのダイエット効果とは

ダイエットが必要な場合の原因として、運動を定期的にしていないなどの理由でアドレナリンや成長ホルモンといった「脂肪動員ホルモン」の分泌が鈍っている場合があります。この解決策としてカプサイシンがいいのでは?ということなのです。

脂肪動員ホルモンの1つであるアドレナリンの分泌を高める効果が期待できることです。

カプサイシンの効能は、からだの代謝を向上させる効果があり、摂取することで血行がよくなり体温も高まります。代謝が活性化するとエネルギー代謝も増えてくるので脂肪が燃焼されるというわけです。

このほかに、胃を刺激して胃液の分泌を促すため、弱った胃を整える作用があります。また殺菌作用もあると言われています。疲れたときに摂取することで疲労回復効果があります。注意点としては、食欲を増進させてしまう傾向もあるので食べすぎてしまう怖れも出てきます。

たくさん摂取するとはやく痩せるの?

カプサイシンに脂肪動員ホルモンを活性化させる役割があり、脂肪を燃焼する効果があるのであれば、たくさん摂取するとはやく痩せるのでは?と考えますが、どうなのでしょうか?

残念ながら、マイナスの作用もあるのです。まずカプサイシンは有毒性の物質であり致死量が存在しています。体重にして1kgあたり60mg~75mgが致死量になり、それ以上摂取することで死亡する可能性があるのです。

実際にはこれだけの量を食べることはないと思いますが、サプリメントの過剰摂取では可能性があります。より強い効果を期待して大量にカプサイシンサプリメントを飲む行為を絶対に行わないで下さい。

また、カプサイシンには脳にダメージを与えることも解明されています。カプサイシンによる痛みや辛味の刺激は脳にとって大きなストレスと感じるようです。

まとめ

カプサイシンには、ダイエット効果が期待できそうです。たまってしまった脂肪の燃焼を助けてくれる要素がありますので大いに期待ができそうです。

でも、大量に摂取してしまうことは命の危険もあるということです。トウガラシなど食品から大量に摂取することはまず難しいとしてもサプリメントからの過剰摂取は可能です。痩せたい気持ちが強くなっても過剰摂取だけはしないようにしましょう。

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