ナイアシンという成分を聞いたことがあるでしょうか?マルチビタミンを摂る際に成分表で目にすることはあってもあまり聞きなれない
成分ではないでしょうか?ナイアシンはいったいどんな成分でどんな効果があるのでしょうか?
なんと!女性にとっては気になる肌に対する効果が期待できるということなのです。では、ナイアシンはどんな食品に含まれていてどんな風に肌に効果が期待できるのでしょう。
ナイアシンってなに?どんな栄養素なの?
ナイアシンはニコチン酸とも呼ばれています。ニコチンというとたばこというイメージで良いイメージはないかもしれません。ニコチンを分解すると得られることに由来してニコチン酸アミドといいます。紛らわしいのでナイアシンと呼ばれることが多いです。
ナイアシンは、たんぱく質の必須アミノ酸のトリプトファンから合成されます。普段の食事からまかなうことができるビタミン類です。
糖質や脂肪をエネルギーに変える際に補酵素のように働きます。血のめぐりをよくしたり、脳の働きも活性化させてくれます。また、精神機能にも良いといわれています。
ナイアシンを多く含む食品
たらこ、レバー、かつお、マグロ、鶏肉などに多く含まれています。
赤身の魚などに多く含まれています。そのため普段の食事から摂れていますが、アルコールをたくさん摂られる場合は、分解に使われるので欠乏するおそれもあります。
ナイアシンが美肌にいい理由とは?
ナイアシンは、細胞が生まれ変わるサポートをしています。体の中で他の物質と結びつき、DNAやホルモンを作る時に必要になる物質に変わります。皮膚は日々細胞分裂を繰り返しています。ターンオーバーが遅れると肌の再生も遅れてしまい、老化していきます。きれいな肌を作るためにはターンオーバーが規則正しくおこなわれなければなりません。ナイアシンを摂ることでしっかりと肌の再生がおこなわれるのです。
また皮膚だけではなく粘膜にもナイアシンは働きかけていますので口内炎などにも効果があります。
ダイエット効果もあり?ほかにはどんな効果があるの?
ナイアシンは、糖質や脂質、たんぱく質を分解しエネルギーに変える役割があります。食べたものをしっかり分解してくれないとからだの中で溜まってしまいます。ナイアシンは、からだの70%のエネルギーをうみだしています。ナイアシンが不足するとしっかりからだのエネルギーが燃焼しなくなるのです。ダイエットにはもっとも必要な成分であるといえます。
またダイエットにも影響がある血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きもあります。このことから動脈硬化などを予防する栄養素でもあります。
ナイアシンの摂取目安としては、男性17mg、女性13mgとなっています。ダイエット中は食事制限によってこの数字を下回ってしまうとダイエットがうまく行われないかもしれませんね。過剰摂取によっての副作用は報告されていません。なぜなら、悪玉コレステロールを減少させるには多量のナイアシンが必要であるといわれているためです。
まとめ
ナイアシンは耳なれない成分でしたが、食品から自然に摂っていることがわかりました。肌荒れがひどいときやダイエットがうまくいかない場合は、ナイアシン不足になっていないかをまず確かめてみるのがいいですね。ダイエットは意識していなくても糖質や脂肪をたくさん摂ってしまうような食事をしたときもしっかりナイアシンを摂ることでコレステロールや中性脂肪を減らす予防になりますね。