髪の毛の悩みは、男女を問わずずっと付きまとうものですね。特に年齢を重ねて40代に差し掛かるころには、今まで髪の毛の悩みがなかった人にまで及びます。また、若い人でも多くの悩みをかかえていますね。薄毛やくせ毛、抜け毛など男性ばかりの悩みではありません。そんな髪の毛の悩みにビオチンがいいということなのです。
よくある髪の毛の悩み
年齢によって髪の毛の悩みは多岐にわたります。
20代~30代前半にかけては、カラー剤やパーマによっての乾燥があげられます。また、40代に近づくとホルモンバランスなどからだの内面からの変化によってハリやコシがなくなってしまい、ブローに時間がかかるという悩みが出てきます。また、太くて硬い髪の毛だった人も細くて柔らかい髪の毛になってしまってうまくまとまらないなどの悩みが出てきます。どんな髪質の人にも悩みが尽きないのです。
硬い髪の毛の人は、まとまりやすい柔らかい髪の毛になりたいし、細い髪の毛の人は薄げに困ったりといろいろです。そんな悩みを根本的に解決できるかもしれないのがビオチンなのです。
ビオチンが髪の毛にいいってホント?
髪の毛は、ケラチンというたんぱく質でできています。ケラチンは、皮膚も構成しているので髪の毛は皮膚の一部ということになります。
ビオチンが皮膚や髪の毛にいいというのはどういうことでしょうか?
ビオチンには、皮下組織の毛細血管を太くする作用があります。皮下組織とは皮膚の最も下にある層です。髪の一番根元である毛乳頭もそこにあります。血液は健康の要ですが、血流が悪くなると皮膚の新陳代謝も悪くなるのでどんどん抵抗力も弱くなっていき悪い細菌の害なども受けやすくなります。
ビオチンは毛細血管を太くすることで新陳代謝を活発にし毛母細胞を活性化します。
またコラーゲンを生成する働きもあるので髪の太さもコラーゲンと関係してきます。
ビオチンを摂取すると、髪の角質層を構成する主成分であるケラチンの合成を助けるそうです。また、皮下組織の毛細血管の血行を良くする作用もあり、髪を作り出すために必要な頭皮の毛母細胞を活性化してくれるそうです。毛母細胞が活性化すると丈夫な髪を作り出してくれるので、抜け毛予防にもつながります。ビオチン不足状態になると、毛母細胞の働きが弱まる他にも、健康な髪を作り出すための栄養素の合成がうまくいかなかったり、代謝が悪くなり色素細胞の働きが衰えたりと白髪の原因になる環境を作り出してしまいます。
太くて硬い髪が細く柔らかく伸びるってホント?
ビオチンが今まで太くて硬い髪の毛だった人の悩みを解消するというものではありません。加齢によって、若いころに太くて硬い髪の毛だった人もビオチンの不足などによって髪質が変わってしまうということです。なので、ビオチンが不足して髪質が変わってしまった場合には
今までの髪により戻りやすくなるという表現が合っているのかもしれませんね。
ビオチンといっしょに摂りたいビタミンは?ビオチン摂取の注意点
髪の毛を健康に保つためにビオチンといっしょに摂りたい成分はビタミンB2、B6があります。こちらは、髪の毛の生成を助けたり、促したりする効果があります。また、ビタミンEも合わせて摂りたい成分です。血管の若返りや血行促進に効果がありますのでビオチンと一緒に摂取すると効果大でしょう。
気をつけなくてはならないのが、せっかく摂ったビオチンを減らしてしまうことがあります。過剰なお酒やタバコです。お酒を分解するときに、ビタミンB7が消費され、タバコのニコチンを代謝するときにもビタミンB7が消費され、そして、食事をした時の糖質・タンパク質・脂質を分解するときも、ビタミンB7が消費されるわけです。
まとめ
ビオチンは、食べ物から摂れるので不足していることをあまり感じません。ただ、お酒やタバコの過剰摂取で不足する場合があります。不足してしまうと髪の毛がパサパサしたり、抜け毛が目立ってきたりします。髪の毛の悩みが今までとは違ってきたなと感じたときはビオチンを意識しながら摂ってみることをお勧めします。